〜国民健康保険について、
特定健診・特定保健指導等について〜
青木:特定健診・特定保健指導等の実施のねらいは?
課長:医療費が増大、見過ごせない要因生活習慣病の受療状況では、高齢期に向けての外来受療率は徐々に増加し、75歳頃を境に生活習慣病を中心とした入院受療率が上昇しています。早い段階で生活習慣を見直し、糖尿病等の生活習慣病の予防対策を進めることが医療費の抑制につながるというものです。
青木コメント:「医療費を抑制し、更には健康の維持・向上及び予防に重点をおき健康寿命につなげる」ことへ。元気で活動的に暮らすことができる長さと言われる「健康寿命」を、自らでどう伸ばしていくかが課題ではないかと思う。
青木:基本健診と生活習慣病に着目した健診の特徴は?
課長:メタボリックシンドロームに着目し、保健指導を必要とする人を抽出するための特定健康診査が位置づけられ、特定保健指導は、メタボリックシンドロームに着目して早期介入することと対象者自身による行動変容を促すことを目的とし たものです。特定保健指導は、特定健康診査受診者を対象者とし必要に応じて 階層化し、生活習慣の改善を保健指導における行動計画によって対象者自らがその行動変容につなげるもの。
青木:「階層」についてお聞きしますが、
課長:被保険者の受けた特定健康診査の結果、腹囲が男性:85㎝以上女性90㎝以上。また、BMIが25以上に対して、国の定めたリスクの重複度によって情報 提供レベル、動機付け支援レベル、積極的支援レベルに階層化し、情報提供レベ ルの方は、健診結果の通知に合わせて、健診結果の理解や生活習慣病の予防等に 関する情報を提供します。
青木:BMIとは
課長:BMIの計算ですが、体重を身長かける身長の値でわったものです。例えば身長170CMで体重が80kgの方は、体重の80を身長の1.7×1.7=2.89でわったもの27.68となるものです。
青木:必要な人材の質的・量的確保は?
副町長:健康福祉課、住民課を含めまして国保の保健師、一般での保健師、今年すべてで3名採用しました。現状では1名増ということで、特別健診等の対応は整っていると思っています。