町は平成18年から3年間の「老人健康福祉計画」を策定するために、策定作業の基礎資料とする目的で実施したアンケート調査結果をまとめ公表した。
町内の千人を無作為に抽出して実施。26歳から64歳の300人のうち125人、65歳以上の400人のうち254人、介護している人300人のうち187人の各項目の回答があった。全体の回答率は57%。
介護を受けたい場所の回答は
住み慣れた身近な地域で、家庭的な雰囲気である小規模の施設(5人から20人)を希望
に対して、65歳以上23.6%が希望、「在宅での介護」に
65歳以上の22%が希望。
20歳から64歳でも29.6%が在宅介護を希望。
介護している人の回答は「在宅介護」に66.8%が希望。
将来だれに介護して欲しいかの問いには
65歳以上は配偶者が55.4%、子どもの配偶者18.5%、近隣やボランティアが12.3%。
20歳から64歳は配偶者が41%子どもが37.7%、子どもの配偶者は4.9%。
介護に必要な支援は
介護を行う上で困っていることに対して
介護がいつまで続くのか不安になると回答した人が113人、心身の負担が大きいと回答した人が95人、自分の体力が持たないと不安を回答した人が63人。
肉体的精神的な疲労があることを物語っている。
介護に必要な支援について
急な時でも入所できる短期入所・緊急時一時宿泊サービスが116人
入所サービスの要望にすぐ応えられる入所施設の確保が94人
訪問介護や訪問介護などの訪問サービスの量や質の充実が59人
家族介護手当の支給が59人
65歳以上に「自分の健康に対する意識」ついての質問
現在生き甲斐を感じることは友人や気のあった仲間とのつきあい129人、働くことが110人、家族団らんが101人、趣味の活動が95人、健康づくり・体力づくりが77人。
健康づくりで実行していること
たばこを控えると答えた人が203人、お酒を飲み過ぎないようにすると答えた人が170人、睡眠や休養をしっかりとると答えた人が54人、定期的に検診を受けるようにしてると答えた人が139人、歯の健康を守ることを心がけている人が137人。
健康についてもっとも知りたいこと
がんや高血圧などの生活習慣病にならないための工夫について知りたい人が111人。また認知症予防についてが103人。
参加したい介護予防事業では運動・体操・歩行などによる筋肉トレーニングや栄養改善などの食に関すること。
各質問の項目とは別に自由に意見記入してもらったところ数多くの要望や疑問点などが書かれたので、これらを老人健康福祉計画に反映させたいと町は発表している。