〜新年度予算・重点施策と政治姿勢〜
〜公約の実現を何としても〜
町長の公約で「食の館」の計画がございます。世界的な経済危機の今、この時期に食の館に手を上げてくださった井口グループさんの下諏訪町への強い思いが、開発の決意をされたのだと思いますが、たいへん感謝するものでございます。そこでお聞きします。
青木:町長が年額を下げても出店の実現を図った背景には、公約の実現を何としても、という強い思いが先行されたのではないのかと思いますが?
町長:以前から諏訪大社周辺に来ても、下諏訪に観光に来ても食事をするところがないと多くのみなさんから作って欲しいと寄せられていた。町有地として持っております大社通の駐車場を有効利用し、食の館を作りたいと考え公募等を続けてきた。今回、井口さんが大変厳しい状況の中であっても出店を決意して頂きありがたいと思っています。
町には小さなお店も食事ができるところはあるが、PRができない状況もあった。オープンすることにより、大きく変えられるのではないかと期待している。秋宮の周辺に行けば何軒かの美味しいそば屋さんも、食の館もある。そして旅館のみなさんも宿泊に限らず、昼食等も積極的に対応していだく形ができていけば、「食事所がない」という評価を180度変えるイメージができると期待している。
青木:最初にもどりますが、町長がこの計画をされた時の「開発計画の原点」は例えば、情報の発信、観光客、参拝客といった面からはどのようなものでありましたか?
町長:開発の原点といいますが、さきほどもお話したように食事どころがないということでありましたから、食事どころをしっかりと位置づけして誘致する。またそこから情報発信をできるようなものも含めて食の館が整備されることを望んで取り組んできたことでありますから、基本的な考え方ということはぜんぜんぶれていないと思っております。
青木:流動人口の増加対策は99分の町歩きの実現を待っていられないのではないかと思われますが、町の主導で諏訪大社を、大総代のみなさんも含めて緊急動因計画が必要になるのではと思いますが?
町長:観光振興という意味では観光振興計画を立てるということで多くの住民のみなさんや関係団体のみなさんに参加をいただいて計画を策定中でございます。そういった中で3つの部門、ワーキンググループ等に分かれて視察研修等、計画を策定。たいへん白熱した議論を重ねて頂いておりまして、今議員がおっしゃった計画が作られそれに向かっている。その計画を基に行動実行されるようになっていけば、町で提案しているいろんな問題も解決できるのではないかと期待している。