12月定例議会一般質問

その2

〜あすなろ公園の機関車について〜
青木:あすなろ公園にある蒸気機関車C12171は1937年に名古屋日本車輌で製造され、現役時代は中央東線や小海線で客車をけん引し、その後、上諏訪駅や辰野各駅構内の入れ替え機関車として活躍した。また走行距離は地球38周分にあたる152万2480キロを走った。
しかし、機関車は電化の影響で退役し、1973年7月に設置されました。機関車の管理は保存協会のみなさんにお願いしているようですが、どのようなことから町に設置されることになったのかお聞かせください。
課長:町政80周年記念事業の1つとして、当時の国鉄からされたに無償貸与されたものであります。昭和48年7月に設置。保存協力会が設立された。機関車保存協力会がありまして会員10名ほどで、会長が武居弥一さんであります。町が委託をして管理しています。
青木:町民のみなさんはあすなろ公園にある蒸気機関車をどのように見ていると思っていますか?
課長:町民のみなさんには聞いていないが、わたしの思いとすれば小さい頃修学旅行へSLでいったという懐かしく思う。また蒸気機関車がじっさいにレールの上をSLが動くといったイベントをすれば非常にたくさんの方が集まってくるので人気があるものと思う。あすなろ公園にきている小さなお子さんが保護者と一緒に運転席に乗ったりしているので興味深くみていると思う。

青木:最近では案内板を整備してきれいになったようですが、管理している保存協会の方にお聞きしましたところ「部品の盗難や落書きなどのいたずらが絶えず」困っているそうです。町としてはこの状況をどのように捉えていますか?
課長:機関車が来た当時の姿を止めていないのは事実。外観は止めているが、運転席の中の部品が取られてしまった。当時はフェンスがあって中に入れなかったが、撤去してから部品が取られ頭が痛い。
青木:町民のみなさんにアイデアを募集するといったことではどうでしょうか?
課長:行政だけでなく町民のみなさんと考えたい。
町長:父親が機関士だったので、小さい頃から今では絶対許されないことですが、機関車の運転席に乗せてもらい機関区まで行った思い出がありますから、機関車に対する思いは人一倍大きいと言えます。また2年前、駅の開業100周年の時にSLが久し振りに走ったということで、たいへん多くの町民のみなさんや全国からもカメラマン方達が下諏訪に訪れて、撮影スポットとしても、最高にいい場所があるということでおおきな賑わいをみせた。ノスタルジー浸る部分ではSLは貴重な資産であると思っている。そういったものが昔は走っていたんだよと末代まで子どもたちに伝えていくことは大切と思っている。あすなろ公園は保育園のこどもたちが良く来て遊んいるところ。親子ずれで来て遊んでいるところでもある。遊んでいる姿を微笑ましく機関車によく乗っているところを見かけるわけでありますから、フェンスで囲って乗れなくしてしまうよりは親子で親しんでもらう。また遠足で来た子どもたちが自由に乗り降りができる環境の方が大切かと思う。必要以上に飾るということよりもより身近に感じてもらえる機関車であり続けて貰いたいと思う。必要なことというのは受け継いでいきたいと思う。
青木:最期に、「真に町民のためのまちづくり」をお願いしてこの質問を終わります。