ベアテの贈りもの

映画と講演会のお知らせ

待っていた「ベアテの贈りもの」の上映が決まりました。
是非おおくの皆さんに見てほしい映画です。
   記
平成18年1月9日(月)
下諏訪総合文化センター
午後12時30分から16時
主催女性議員をふやすネットワーク「しなの」

 わたし自身もベアテさんが、1999年5月に諏訪地方に講演にいらしたときお会いしました。柔らかい物腰の中に強い信念を感じ、お会いできたことを嬉しく思いました。
ベアテさんの贈ってくださった贈りもの(憲法24条)が戦後の日本女性の地位向上と権利にとってどれほど強い後ろ盾になったかわかりません。日本の敗戦後新しい憲法の草案作成の時「男女平等」の文言を加えた事実は、10年ほど前に公にされました。トップシークレットであったため、その秘密を50年以上もの間一度も口にすることはなかったからです。
講演で、なぜ50年も女性の権利条項を書いたことを公表しなかったかを語った。「日本政府案が何度書き直させても、明治憲法と少しも変わらないため、非常手段で民政局のスタッフが書くことになった。草案を具体化の段階で日本側の反対がもっとも強かったのは男女平等の条項で、当時22歳のわたしが書いたとわかると改憲派が何というかわからないと持ったから」と。
詳しくはベアテさんが書いた本『1945年のクリスマス』ベアテ・シロタ・ゴートン著、平岡紀子(構成・文)柏書房株式会社を読んで欲しい。憲法がどのような状況でどのような方法で草案されてかを知ってほしいと思います。