条例に先駆けて、平成12年に男女共同参画計画を策定しました。
プランは、男女共同参画社会実現のために「行政は何をしなければならないか」という責務を遂行する目標や、具体的施策を形にしたもので、行政の指針となるものであります。
基本目標として、
Ⅰ:人権の尊重と男女平等意識の確立
Ⅱ:男女共同参画社会の形成
Ⅲ:社会活動への男女共同参画
Ⅳ:心身の健康生活の支援
【問・青木】この5年間で、取り組んできたのか
【企画政策課長答弁】国の政策があった。第一次は女性の社会参画と地位向上を狙った。雇用機会均等法や男女共同参画社会基本法の成立。当初は10人の推進委員会が各区から30人が選出。男女共同参画社会づくり条例が施行された。ただ、願うるならば、体制整備は整って来てるが、建前論と言うことも残ってることも否めない。これからは女性が企画立案の段階から参画していくことが重要。また区長会にお願いしていく中で区の役員の中にも女性が増えてきた。できうれば多くの女性のみなさん方も積極的に参加参画して自主的にリーダーシップを取っていく体制も重要。
【問・青木】さて、ここでプランを実際に事業化する担当にお聞きします。子育て支援課はこのプランの中で「男女が共に活躍できる地域や職場生活の支援」を実現されてきました。
【答・健康福祉課長】家庭と就労の両立の環境整備ということで。保育事業は長時間保育、一時保育、未満児保育年々拡充してる。学童クラブについても16年度より延長。子育て環境の整備から子育てセンターが役割を果たしてる。昨年度からホームページ開設し地域への子育て情報の発信、ファイミリーサポート事業、育児ヘルパー等々の実現に努めてる。
【問・青木】続いて、人間が生きていくためには、「自分の健康は自分で守る」という自覚をもとに、自らの健康に取り組むことが大切です。「生命と性が尊重され、健やかな生活が確保できる社会の形成」から健康福祉課お聞かせください。
【答・子育て支援課長】お子さんを育てるという面から事業化してる、ハッピーマタニティ教室には、以前は女性が来ていたという状況から男性も夫婦で参加してる。また年2回のパパパパ教室もご夫婦できてる。保健補導委員会も以前は衛生自治会の中に母子愛育会があって、衛生自治会は男性、母子愛育会が女性となっていたが、現在は地域によっては、保健補導委員会に男性もなってることが成果。
【問・青木】次に「人権を尊重し、男女平等を図る教育、学習、啓発活動の推進」から、教育委員会の面から、どのような促進をされてきたかをお聞かせください。
【答・小口教育長】:プラン21の中で広い分野を占めてる。学校教育の面から男女混合名簿、技術家庭に男女共習。女だから男だからから能力によって決める。郡内で社中が女性教諭の割合が一番。力のある人が学級担任、学年主任、教科主任になる傾向が定着。施策の中にまだはじまってなかった英語推進特区も上げられてるが、ALTが女性であり肌の色が黒いといったこともあったことで、私ども大人が危惧する以上に子供たちが自然に人権男女ということを越えて人間そのものの大事さということを肌で感じるような成果を上げてる。
社会教育の面から料理教室や高齢者学級に従来は女性だけだったが、男性がたくさん積極的に入ってきてる。意識が定着してきてる。図書館は啓発コーナーを設置。博物館の講座は女性が積極的に参画し、男性を引き入れるという事例ができ成果をあげてる。