【問・青木】自動体外式除細動器「AED」のこれからの活用について。「AED」の2回の研修講座を受けここに「普通救命講習修了証」があります。
担当の消防署員は「心肺停止者」の状況に遭遇しAEDが必要になる場面に遭遇することは、「一生涯のうちに1回あるかどうか」との説明。
「AED」の現在の使用状況は。近隣や全国では?
【答・消防課長】当消防ですけれど、平成16年中に救急出動した件数は830件ございました。その中で心停止患者に対してAEDを23回持ち込みました。なぜかというと心臓の動きを解析するためです。平成17年度になって、2回AEDを実施。近隣では岡谷消防が1回。諏訪消防が7回、茅野消防が3回、富士見消防が2回、原消防が0回です。近隣でAEDを設置してあるところでの使用実績はございません。全国については昨年7月の法改正のため、現在はデーターが取れてません。
【問・青木】 緊急の場合はまず第一は自分の身の安全の確保です。。心肺停止者に「AEDを使う時の第一番目にすることは「自分の身の安全を確認する」ことからです。
安全を守るために手袋やマスクが必要ですが、緊急の場合に、すぐ使えるように「AED]と一緒に用意されていますか? とっさの対応に 図入りの「使い方のマニュアル書」や「効果確認表」はどうか?
【答・消防課長】町施設にAEDが設置されることになれば、感染防止のためのマスクや手袋の設置は必要かと思う。準備品としては使い方のマニュアル書、効果確認表の準備は大切。普段から使用の確認をしておくことは大切だと思うし、緊急の場合に役にたつと思いますので、救命率の向上につながる。
【問・青木】今回講習を受けてみて 、「心肺停止」の状況は風呂場、プールとかといった日常の中で起こりうることも考えられます。「だれかいませんが?助けてくださーい」と叫びましたが、やってみると「119番だったか110番かも」もうわずって言えません。
勇気をもって応急手当ができるように心がけるために「応急手当の救命効果」について?
【答・消防課長】心肺停止患者に応急処置を実施した場合ですけれども、統計結果からみると生存率が高くなることが証明されています。当消防では救急車が現場に到着するまでの時間は平均4分20秒から30秒でございます。一般住民の勇気ある行動がより多くの命を救うことになると考えてる。
【問・青木】「AEDの使用に伴う法的責任」は?
【答・消防課長】昨年7月に法改正が行われた。救命の現場に居合わせた一般住民がAEDを使用しても法的な責任を問われないことが示されています。
【問・青木】公共施設にAEDの訓練の計画は?
【問・消防課長】設置することになればAEDのトレーナーも消防署にございますので定期的に計画をもって訓練を実施したいと思ってる。
私が取得した証明書はどのくらいの期間有効かお答えください。
【答・消防課長】普通救命講習の終了証明書は3年に一度の更新が必要。