6月定例議会その3

6月定例議会その3

☆おいしい水ついて(7つの水源)☆

 先日、職員のみなさんにお願いして、川路水源と大鹿水源を見せて頂きました。川路水源の日量は2,200トンで、大鹿水源も日量も2,200トンという水量がありました。
青木:おいしい水とは?下諏訪地区で一番おいしい水は?
課長:旧厚生省の1985年おいしい水の要件から。主なもので、蒸発残留物これはミネラルの含有量で適度に含まれるとまろやかな味になるが、多いと苦みと渋みがある。1㍑あたり20㎜〜30㎜㌘。硬度(ミネラル中のカルシュウム、マグネシウムの含有量)で示す。硬度が低いと癖がなくまた高いと好き嫌いがでる。この含有量は10〜100㎜㌘。炭酸は水にさわやかな味を与えるということで、
20㎜以下。残留塩素はカルキ臭を与え、濃度が高くなる

と不味くなる。1㎜㌘以下。水温が20度c以下。これがおいしい水の要件。下諏訪町ですが、萩倉、赤砂、町屋敷、富部、武居、豊橋の6ヶ所で水質検査を昨年6月に実施、全てこの要件の範囲以内に収まっているという結果でした。
青木:7つの水源について詳しくお願いします?
課長:7つの水源ですが、東俣は表流水を取っています。その他はすべて湧水でありまして、大鹿水源、川路水源、土坂水源、汁垂水源、尾掛水源、後道水源、とありますが、当初と変わりなく安定した水源になっている。このおいしい水を未来に残すために、ほとんどが国有林でありますので、開発の心配はないと思いますが、森林の保全、それから水源も古いですから、構築物の老朽化が進んでいる部分も経営状態をみながら改修していく必要がある。
青木:おいしい水についての黒曜石の効用は?
課長:黒曜石の効用ですが、エンギス:赤外線などの効果で酸素をより多く取り込んだ水で殺菌効果とか塩素が減るということで、おいしい水になるということです。
青木:安全性の確保と有収水量と低廉な料金の維持は?
課長:下諏訪の水は県下では一番安いという水道料金でございます。これが少しでも長く続けれるように経営の健全化、スリム化を図っていかれればと思っている。
青木:さてここで町長にお聞きしたいと思いますが、先日の報道によれば岡谷市さんでは「砥川取水要望を撤回」と伝えられました。一方「下諏訪町とは1970年に当時の岡谷市長と下諏訪町長、水利権者が交わした「砥川水系からの取水することに係わる覚書」(岡谷市の日量1万立方メートル取水に関する覚書)の継続を確認。同市の水源確保に困難な状況が生じた場合は、同市の水需要に影響しない範囲で水道水提供などの協力をするとありますが、つまり覚書は継続されるということでしょうか?
町長:これは継続されるべきものでございます。岡谷市さんで緊急時、そうゆう状況になった場合には協力はしていきますよという約束だと思っております。
青木:町長のお話から、下諏訪ダムは県の動きとは関係なく建設はしないと考えてよいということですね?
町長:東俣川の多目的ダムについてはもうある意味中止ということで、町民のみなさんの理解はできているのではないかと思います。また県もある意味では、残っていたのは利水であるという認識がある訳であります。しかしながら町としては、治水についてはダムを中止にする以上、なんらかの形で、ダムに変わる対策を示して欲しい。それはなんら変わりは無いわけでありますから、中止にするについては県が今までどおり、当分の間は県は50分の1の確立で河川改修を進めていただいていますが、引き続き、流域対策についても検討をしていただくと約束がありますから、そういったものを見ながら今後どういうようにしていくかは、県と協議していきたい。
青木:私は町長の今の話で町長はダムをつくらないと理解しました。