9月定例議会その5

一般質問5

保育園の統廃合について
①じっさいに現在、子ども1人当たりの費用は?
課長:あり方検討委員会でも分析してきている。1人当たりの費用ですが、平均的には70万円程度。ただ保育園規模別にみていくと、20人規模の保育園と100人を超える規模の保育園ではコストが違ってくる。20人規模では110万円ほどになります。50人規模5〜60人規模では70万円、80人の規模を超えてきますと今一番大きいところでは130人くらいですが、50万円代。小規模と今後中規模ということで計算していきますと、計算しますとだいたい2倍くらい違うことになる状況。

②「多様な保育ニーズに応える環境の充実を求められている」とありますが、財政面からみてのメリット・デメリットはどのようなことですか?
課長:効果的な運営をしていくということと、より高度な保育をしていくを目指す、より多くの目でこどもを見ていくという環境づくりをしていくと言う目的。こういったものを考えますと、今後改築をしていくということになりますと、初期費用にかかる若干コストはありますが、老朽化した園のこれからのメンテナンス等を考えていきますと、将来に亘っていろいろ検討していきますと、格段にその費用の効果は削減されていく。さらには児童ひとりあたりの経費を考えましても運営コストそのものは効果的な削減ができていく。

③今回の統廃合によって、保護者のみなさんの意見を集約でき、今後の保育の質の向上に反映できるチャンスになったと捉える事もできますが、どのようでしょうか?
課長:いまでも保護者会や保護者のみなさんと、保育園は確実に交流というかコミュニティをとっている。統廃合問題は保育園だけの問題ではなくて、いろいろな部分で行政として聞かなければならないということで説明した。通常に行っている保育園の話し合いというものは今後も今までどうり続けていく。

④ソフト面の子育ての環境は?
課長:いずれにしても多くの人たちと話し合いながら、どういったところにニーズがあるのかといったところきちんと把握し、だっこの会あるいは保護者会連合会俣運営協議会といったところを話し合いをして進めていくことを考えている。今後、担当課で各園を回りながら、「どういう保育を目指すか」ということをまとめておりますし、その資料もできるだけ早く公開をしていきたいと思っている。基本的にはこの統廃合を進めるにあたって、ソフト面では質をあげていく。保育の質を上げるということは、それを裏返せばその裏には、悩みをもったお母さんたち方が非常に多いということ。また子どもにとってもやはり気になる気になる子どもが増えてきている状況もある。それから保育の中でも未満児の保育の需要が非常に多くなってきている状況。これらに細かい配慮をしながら進めていくということは、そうできる体制づくりをしていかなければならない。集中をしていく中でいろんな角度から保育士が見ることができる。あるいは複数のクラスを持つことによって、お互いに刺激をしあいながら1人の考え方ではなく、複数の保育士が常に勉強しながら、研究しながら、話し合いながら進めていく。これからの保育の質は多機能保育になっていくと思われますので、いろんな機関と連携しながらより子どもたちの生きる力をつけていくために保育の更に上げていくところに力を注ぐ。